僕自身が感じたこと、日々思うことを自分勝手に独りごちていきたいと思います。
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こんにちは。
ちょっと今日はいきなり本題からです。
公認会計士制度に関する懇談会が行われるようです。
これは先ごろ合格発表された公認会計士合格者の就職難などからが発端で行われているみたいです。
確かにこのブログでも書きましたが、合格者の4割近くが就職できていないみたいです。(前年度以降の就職浪人の方も就職を目指して動いているので全体の浪人数はもっとでしょうが。)
一般事業会社への就職人数の少なさや社会人受験者の絶対数の少なさも一因だそうです。
公認会計士試験の改定は2018年までの公認会計士5万人化計画のほか、社会人に対して門戸を広げると言うことでの改定だったのですが、それがうまくいっていないのでこれはやばいということなんでしょう。
日経新聞には公認会計士の下位資格の創設などが書かれていましたが、これ自体はこの懇談会でも否定しているのでないとは思いますが他いろいろと受験資格要綱が変わっていくか注目するところです。
受験資格要綱には大学卒業を加えようかと言う話も出ているみたいですが、これに対しては僕は大反対です。
まぁ僕自身が音楽をするために大学中退だからというのもありますが、大卒ということ自体が意味を成さないというのが最大の理由ですね。
この大卒というものを盛り込もうとする意図はただ単なる公認会計士たちの学力自体を大学卒業というもので箔をつけようとしているのか、それとも大卒ということにすると受験者自体が削減できるので絞りやすいということなのかわかりませんが、これを盛り込むんだったら最悪なまでの大卒信仰ですね。
日本の大学自体のレベルは低いところが大多数です。
そんな大学を卒業しているからってなんになるのでしょう。
偏差値50の大学と偏差値70の大学どちらを卒業しても大学卒業になるわけです。
そんな中途半端な基準で決められて受験資格を満たすことにするなんて愚の骨頂です。
そしてやむなく大学に行くことができない人たちの生きる道の幅を狭めてしまうのです。
公認会計士という存在は日本経済にとってなくてはならない存在です。
財務諸表の不正を見抜いたり、なかなか経営がうまくいかない企業の助け舟となってあげたりと経済の中心で活躍するべき者がこんな小さな業界でいてはいけないと思います。
高校卒業の方でも人間的にすばらしい方もたくさんいます。
確かに学力が必要な職業であり、大学に入るということはそれなりに努力できる人ということで、資格取得後も自己研磨に励むであろうからっていうものあるのでしょうが、特に独立性を重んじる職業なので最も重視するべきは学力とかではなく人間性であるべきだと思います。
そんな人間性を重視しなければならない業界が大卒なんてものに縛られてまだ他にいるすばらしい人間たちを見つけようとしないのはおかしいです。
もし大卒を受験資格に盛り込みたいのならもっと明確にしてもらいたいですね。
大卒という形にするのではなく、国公立及び私立では偏差値60以上の大学に限るとかで差別化する。
このように明確にしていただくとわかりやすいとは思います。
そして試験では人間性も考慮するために面接などを行い、本当に優れた人間を輩出していくという形にすればいいんじゃないですかね。
それぐらいのことをしないのならはっきり言って受験資格を盛り込むなんてことはしないほうがいいと思います。
そんなことよりも公認会計士の土俵をもっと広げる努力をするべきだと思います。
実務要件の改定とかをするべきです。
はっきり言って日本の公認会計士は監査に特化しすぎなんだと思います。
監査をしない会計士が存在してもぜんぜんかまわないと思います。
公認会計士の図式を監査=公認会計士というのをやめて会計・財務の専門家=公認会計士という形に変えるべきだと思います。
そして実務要件も監査に特化した形と財務に特化した形で分けて作り変えると監査が出来る公認会計士のほしい監査法人、会計・財務に特化した公認会計士がほしい一般事業会社というふうに道が広がると思います。
(バッヂの色を変えることによって見分けるのもありだと思います)
だけどこの懇談会自体は良いと思います。
こういうことをしてその業界の今後を考えていくことは大切だと思います。
公認会計士業界もIFRS(国際財務報告基準)が来る前に変わっていく必要があると思います。
そのことを考えても公認会計士のあり方を考えるべきです。
単に合格者を減らすだけで対応するのか、もっと公認会計士という専門性の高い人たちを日本経済の発展のために土俵を広げてその力をうまく利用するのかをね。
僕もこの業界を目指しているものとして注目していきたいと思います。
それでは今日はこの辺で
Bye Bye
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